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開催レポート|トークセッション「私たちのふるまいはどうやって作られたのか?」
岩中可南子
「ふるまい」をテーマに活動する「ビヘイビアプロジェクト」が、コロナ禍での長い延期を経て、いよいよ今年から本格的に始動します。プロジェクトのキックオフイベントとして、2024年4月24日(水)にトークイベント「私たちのふるまいはどうやって作られたのか?」を開催しました。
会場は、ビヘ...
韓国のお辞儀、世界のお辞儀
中澤大輔
今回滞在していたホテルは、乙支路(ウルチロ / 을지로)というエリアにあって、印刷所や工具屋、金物加工場といった、小さな工場や問屋が集まる街である。東京でいえば合羽橋や蒲田のようなエリアのような雰囲気といったらいいだろうか。
工場のおじちゃんが通う庶民的な食堂や居酒屋も多いのだ...
警察官や警備員は傘を指す
中澤大輔
大韓民国歴史博物館(대한민국역사박물관)に向かっていると、その手前にアメリカ大使館があり、そこで警備をする警察官たちが日傘を差していた。その日は9月上旬でまだ30度を越える暑さ。日傘を差す警察官について、調べたところ、2018年に熱中症対策として屋外警備の警察官に日傘が配布されたのが...
公共空間は誰のもの?
中澤大輔
土曜の夜、ホテルに帰ろうとバスに乗っていると屋台が並ぶ賑やかなストリートがあったので立ち寄った。鍾路3街駅(종로3가역)から清渓川(청계천)に向かう敦化門路(돈화문로)大通り沿いの片側に屋台が出ていた。
土曜の夜のソウル屋台街
清渓川側から見た屋台
一方通...
働く時間のふるまい
中澤大輔
週末はソウル郊外のベッドタウンで人間観察をしたいと思って、ネットで調べていて見つけた記事(ソウルの郊外と通勤をみる)を参考に、ソウル北西部にある Ilsan New Town(일산신도시)を訪れた。ソウル中心部から1時間くらい、住宅地や商業施設が立ち並ぶエリアで、周囲には Ilsan Lake Park や&n...
電車に乗るというプロトコル
中澤大輔
週末は、ソウル郊外の住宅街とショッピングセンターを見に行こうと思って、ホテルの最寄り駅から地下鉄に乗った。スマホでメッセージを見ていたのだが、ふと車内が騒がしいことに気づく。まわりを見渡すと、2人や3人で話している人たちが数組いて、その声が少し大きいようだ。携帯電話で話してい...
ソウルでのデモから公共空間のふるまいを考える
中澤大輔
ランチの帰り道、紺のチョッキに赤いハチマキを帽子に巻いた人たちが路上で待ち合わせしているのを見かけた。赤いハチマキには「단결 투쟁」と書かれていた。Google翻訳のカメラで翻訳してもらったところ「団結闘争」と訳されたので、労働組合のデモかもしれないと思って、彼らの様子をしばらく様子...
感情を押し殺して生きている
中澤大輔
仁川空港に到着し、飛行機を降りてくる人たちを、見た目やちょっとした仕草から、韓国人なのか日本人なのか推測したという、前回の話の続き。
入国審査では韓国人と外国人は違う列に並ばなければならないので、そこで答え合わせができたのだが、正解率はざっと7割くらいだった。正確にいう...
ソウルで10日間、ふるまいを観察しながら暮らすことにした
中澤大輔
中澤大輔です。The Behaviour Project の活動の一環として、僕が単身でソウルに10日間滞在しながら、人のふるまいを観察し、テキストを書いたり、写真や映像を撮り溜めることにしました。韓国政府が現在はノービザのキャンペーンを行っているので、それに合わせて8月30日、関西空港...